【書籍】きょうの猫村さん
これは猫の家政婦のお話です。
猫の家政婦という設定からもお分かりと思いますが、ちょっとシュールな感じの話です。
でも、そんなシュールな設定のくせに、妙に人間くさい猫村さんの性格のためか、どことなくリアリティを感じるのも不思議です。
読んでいるうちに、猫村さんを、ねこではなく人間のキャラクタのように感じてしまう瞬間があるのですが、それを見越したように、要所要所でつめを研いだり、ごろ寝したりという、ねこ特有の描写がなされていて、ねこは所詮ねこなのだといわんばかりの小憎らしい演出が笑えます。
もうとにかく、ねこ好きの人は読むだけでとろけてしまうような一冊です。
おすすめ!!
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[ こんな猫のユーモアをずっと探していました! ] 2005-10-29
★★★★★
書店のレジ付近でふと見かけた猫の漫画の表紙の本に目が行き、思わず数ページ立ち読みしただけで「これだ。。。!」と魅了され二冊も買ってしまいました(一冊は妹用に。)見開きページに大きく4コマだけで続くこの漫画は一見単純に描かれすぎているようにも見えるのに、1コマ1コマの構図が実に上手く、ユーモラスなセンスにあふれていて、文字も絵も殴り書きタッチなのに、それが返って自然であたたかみがあり、良いテンポがついていて、とにかく最高に味があります!また、猫の言葉遣いが「徒然なるまま」の思考をそのまま捉えていて、平凡で日常的な描写がもう面白くてたまらない。
私も猫村さん(この漫画の猫の主人公)お手製のネコムライスが食べたい!まねして作ってみようかな~って思いました。ネコムライスをお勤め先のお屋敷の不良のお嬢様に作って出したら「いらねぇ~よ!」と振り払われ、床にグチャグチャになって散らばり落ちてしまったネコムライスを涙ぐんでかき集める猫村さんを見た時には私もかなり心を痛めてしまいました。それが次の瞬間、猫村さんは「もったいないからおにぎりにしましょう。。。そまつにはできないわ」と、その場でおにぎりを握り始める!この展開がいかにも猫の発想?らしくて最高に笑えるんです。
こんな猫のユーモアをずっと探し求めていたため、何度読み返しても笑えます。ふっと力が心地よく抜けるこの脱力系漫画は猫好きにはたまりません。私も早く続きが読みたいです!猫村さんグッズみたいなのを商品化してくれたら絶対買い集めちゃうくらい、もっと猫村さんを日々の生活に取り入れたいです。猫のグッズやイラストを長年集めていますが、猫村さんはその中でもトップクラスです!この、猫のユーモアが理解できる人はきっと私がお友達になれるタイプだなと思うくらい、色々なまわりの人にも広めたいと思っています。
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[ いとしの猫村さん ] 2005-07-17
★★★★★
猫好きの間でひそかに話題となっていたあの、『きょうの猫村さん』がついに書籍となって出版されることとなったのです!!すばらしい!!
プロバイダ加入者限定でしか閲覧できなかった一日ひとコマずつ公開されていたほのぼのとした雰囲気が売りのマンガです。
猫好きなファンからは、なぜ一般公開しないのかと不満の声もささやかれたほどの超力作。
作者のほしのよりこ先生はこの作品がはじめて描いた作品だとおっしゃっておられるのですが、とてもはじめてということを感じさせない完成度の高い仕上がりとなっています。
内容はといいますと、まだ子猫だったころ、ある日、雨の中捨てられていた猫村さんは、お屋敷に住む優しいぼっちゃんに拾われ、心和む日々を過ごすのですが、彼のその優しい心に癒される幸せの日々もつかの間、ご両親の離婚のためにぼっちゃんはおかあさまに連れられて、遠い遠い外国へと去ってしまいます。
あのいとしのぼっちゃんとまた会いたい。狂おしく愛しい、ただひたすらにあの方にまたお会いできたら、、そんなやるせない気持ちをぼっちゃんの元に届けるべく、猫村さんは家政婦として働くことを決意するのです。
何のご縁か犬神家というやっかいな問題を抱えたお屋敷で働くことになるのですが、猫村さんの可愛らしいおばちゃんキャラと、その周囲を取り巻く人々との日々の交流が、ささやかな幸せを織り交ぜながらつづられており、猫好きでなくてもとても楽しめて癒される作品ではないかと思います。
『きょうの猫村さん』の出版を楽しみにしていた人も、そうでない人も一度手にとってご覧ください。きっとはまること間違いなしです。あなたの心に優しさがそっと舞い降りて、ふんわりとした羽毛のように包み込んでくれるはずです。
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[ たまらない、脱力感。 ] 2005-08-05
★★★★★
マンガを読んでいて、久々にホッとしました。スーパー家政婦・猫村ねこ、やってくれます!猫村さんみたいなおばさん(?)になりたいです。猫好きな方も、そうでない方も、オススメです!一家に一冊、猫村さん!
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[ 続きも読みたいけど、次回作も気になる。 ] 2005-11-12
★★★★
最初、紀伊国屋で平積みになっているのを見たときには、タイトルだけが心に残った。友人が「最近はまってるんだー」と言うのを聞き、読んでみた。
動物が家政婦、という設定は「殴るぞ」の和歌子さんをみてるから、不自然さは感じなかったし、
ネコが働く?「ユキポンのお仕事」の延長線か?とか思ったもので、特に目新しい感じはまったくなかったのだが、
この鉛筆描きっぽい線と、まっ平らなようで凹凸のあるストーリーと、よく見ると豊かなキャラクターの表情、いやー、これは、スゴイ。
プロには出せない味なのか、ほしよりこ氏のありあまる才能のほんの一部分でしかないのか。続きも読みたいけど、次回作も気になる。

